米Google傘下のビデオ共有サービス「YouTube」は米国時間2009年4月16日,Webブラウザで動画の字幕を編集できるツール「CaptionTube」(ベータ版)を公開した。
すでにYouTubeでは2008年8月より,投稿動画に字幕を付けられる「キャプション/字幕」機能を提供している(関連記事:米YouTubeが投稿動画に字幕機能追加,複数言語にも対応)。しかし,この機能を使って字幕を入れるには,字幕テキストとタイム・コードを作成して「.sub」ファイルとしてアップロードする必要がある。また,ファイル作成にはサード・パーティのソフトやサービスを使わなければならなかった。
これに対してCaptionTubeでは,YouTubeに自身が投稿した動画,あるいはYouTubeで公開されている動画を選び,Webブラウザ上の編集画面でテキストを入力して字幕を作成する。動画を再生しながら,字幕を表示する開始点や表示時間(秒)を同じ画面上で調整できる(画面)。日本語と英語のように複数の字幕を作成することも可能。
いったん字幕を「.sub」ファイルとして保存すれば,YouTubeの「キャプション/字幕」機能で取り込んで手軽に字幕を表示することもできる。字幕を「.txt」ファイルとして電子メールに添付して,仲間などに送信するといった利用方法もある。
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