日本ラッドは2009年4月15日,カナダのWedge Networksが開発したウイルス/迷惑メール対策ゲートウエイ・アプライアンス「BeSecure」の販売を開始した。電子メール(SMTP,POP/IMAP),Webアクセス(HTTP),ファイル転送(FTP)において,安全にデータをやり取りできるようにする。価格は推奨ユーザー数500人の性能を持つ卓上型のエントリ機種「NDP-1005D」の場合で初年度98万円(次年度以降24万3000円)など。ライセンスはユーザー数に依存せず,社員が何人いても同一価格となる。

 ブリッジ装置のようにアクセス透過型で利用できる。このため社内LANでは,アプライアンスの存在を意識せずに済む。ネットワーク設定に変更を加えずに導入できる。社外にメール・サーバーをホスティングしているケースにおいてもウイルス/迷惑メール対策が可能になる。

 2台のアプライアンスを使ったアクティブ-スタンバイ型のHA(高可用性)構成をとれる。インライン型のセキュリティ・ゲートウエイでありながら,アプライアンスの障害時やリセット時には,ネットワーク・パケットをそのままパススルーする機能を備えている。これらの機能によりネットワークが利用できなくなる時間を最小限に抑える。

 ウイルス対策エンジンはロシアのKaspersky Labs製,迷惑メール対策エンジンには米Cloudmark製を使う。