米Red Hatは米国時間2009年4月14日,ビジネス・プロセス・サービスを手がける米SYNNEXと共同でオープンソース技術の普及を推進するアライアンス「Open Source Channel Alliance」の発足を発表した。中堅・中小企業におけるオープンソース技術の導入促進を狙う。

 アライアンスは,Red Hatが率いるオープンソースの独立系ソフトウエア・ベンダー(ISV)のコンソーシアムをベースとするもの。SYNNEXとの提携を通じて,さまざまなオープンソース・アプリケーションを付加価値再販業者(VAR)やシステム・インテグレータに提供する。

 創設メンバーとして,米Alfrescoや米EnterpriseDB,米Ingresなど9社が参加する。Red HatのLinuxディストリビューション「Red Hat Enterprise Linux」と開発用ミドルウエア「JBoss Enterprise Middleware」で動作するこれらベンダーのオープンソース・アプリケーションは,SYNNEXが提携する1万5000社以上の再販業者を通じて提供される。

 現在,このアライアンスは北米市場を対象としているが,これ以外の地域のISVの受け入れも予定しているという。

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