日本ユニシスは2009年4月14日、電気自動車(EV)用給電スタンドとそれを管理するシステム「smart oasis」を開発し、青森県にサービス提供すると発表した。今秋にシステムを稼働させ、来年2月まで実証実験を実施する。スタンドを携帯電話網やPHS網で結んで管理することで、今後国内市場投入が始まるEVやハイブリッド車向けの給電サービスを提供しやすくする(図)。
smart oasisは携帯電話やPHS、無線LAN、次世代高速無線であるWiMAXなどで構築したネットワークを経由して、給電スタンドを管理するシステムである。管理サーバーは日本ユニシスのデータセンターに設置する。利用者の認証のほか、給電スタンドの位置や空き状況をインターネット経由で検索できるようにする。
給電スタンドは認証などに使う非接触ICカードリーダーに加えて、人体感知センサーも搭載する。100Vと200Vの給電を可能にする。
日本ユニシスは千葉県佐倉市のユーカリが丘ニュータウンで、同システムの技術検証を開始している。
千葉県佐倉市のユーカリが丘ニュータウンにおける取り組みで同システムを稼働しているとしていましたが,技術検証の段階であると分かりましたので修正しました。本文は修正済みです。 [2009/04/14 14:35]