米Microsoftは米国時間2009年4月9日,4月中にアップデート機能Windows Server Update Services(WSUS)経由で「2007 Office System(Office 2007)」用サービスパック「Service Pack 2(SP2)」の配布を開始すると発表した。SP2を適用すると,オフィス・アプリケーション向けファイル形式OASIS Open Document Format(ODF)version 1.1対応などの機能拡張やバグ修正が行える(関連記事:米マイクロソフト、Office 2007のSP2を2009年2~4月に提供)。

 Office 2007 SP2でODF v1.1形式文書の読み書きに対応し,標準ファイル形式としてODFを選べるようになる。同社のXML Paper Specification(XPS),米Adobe SystemsのPortable Document Format(PDF)1.5やPDF for Archive(PDF/A)といったファイル形式にも対応する(関連記事:Microsoft,「Office 2007 SP2」のODF対応方法を公開欧州委員会,「Office 2007のODF対応は歓迎するも,効果検証の手は緩めない」)。

 そのほか,「Outlook」のパフォーマンス改善とカレンダの信頼性向上,各種Officeアプリケーションの図表機能に関するバグ修正,サービス・パック用アンインストール機能の追加,「Office Server」製品の改善なども実施する。Office 2007向け累積アップデートの提供も行う。

 詳細については,後日Office Sustaining Engineeringブログに掲載する。

[WSUS公式ブログへの投稿記事]