ソニー生命保険は2009年4月10日、契約者14万151人分の顧客情報が保存されたパソコン1台を紛失したと発表した。これまでに不正利用などは確認されていない。

 紛失したパソコンに保存されていたのは、2008年3月から2009年2月までに口座振替以外の手段で保険料を支払った顧客の情報。内容は証券番号、生年月日、契約日などで、氏名、住所、電話番号、口座情報は含まれていないという。

 同社は4月3日から4日にかけて本社内のフロア移転に伴う引っ越し作業を実施しており、7日にパソコン1台が紛失していたことが分かった。このパソコンに保存している情報を暗号化しているほか、パスワードとICカードによる認証などのセキュリティ対策を施していると説明する。

 同社は「お客様にご心配とご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます」と陳謝。管理体制の強化や社員教育徹底などで再発防止を図るとしている。