イー・モバイルは2009年4月9日、首都圏の地下鉄駅の一部で携帯データ通信を利用可能にしたと発表した。同社のサービスが東京地下鉄(東京メトロ)の駅をカバーするのは初めて。今後順次拡大し、10年3月までにほとんどの駅をエリア化するとしている。

 今回エリア化したのは東京メトロの6路線28駅と都営地下鉄の1路線6駅。豊洲駅や後楽園駅などの中規模の駅が中心で、大手町や銀座、霞ヶ関、永田町といった乗り換え路線の多い主要駅は含まれていない。今後のエリア拡大計画について、「鉄道会社との調整が必要なので、駅ごとのエリア化予定時期は言えない」(イー・モバイル広報)とする。

 同社は横浜、埼玉、名古屋、京都、大阪も10年3月までにほぼ全駅をエリア化予定。仙台と神戸はすでに全駅をカバー済みだ。現時点で札幌は55%、福岡は67%の駅をカバーしている。

■変更履歴
当初の記事はイー・モバイルの説明に基づき「同社のサービスが東京地下鉄(東京メトロ)、都営地下鉄の駅をカバーするのは初めて」としていました。しかし、その後、同社から「都営地下鉄の一部駅は以前からカバーしていた」との追加説明があったため、本文を修正しました。 [2009/04/09 18:00]