モバイル向けソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を運営する米Brightkiteは米国時間2009年4月7日,同業の米Limboとの合併を発表した。合併後の社名をBrightkiteとし,本社をLimboが拠点とするカリフォルニア州バーリンゲームに移す。

 Brightkiteの設立者であるBrady Becker氏は,合併により両社のエンジニア・チーム,ビジネスおよび製品担当者が協力することで同社の位置情報対応のモバイル向けSNS「Brightkite」をより早く進化させられると説明。カナダのResearch in Motion(RIM)のスマートフォン「BlackBerry」や米MicrosoftのモバイルOS「Windows Mobile」を搭載する端末など,より多くのプラットフォームに対応するBrightkiteを開発するためのリソースを獲得できるほか,マーケティング力を通じて多くの新規ユーザーの加入が見込めるとしている。また,Limboの技術により,ユーザーはより多くの位置情報(POI:Point Of Interest)を利用可能となるため,レストランなどの施設を見つけやすくなるとしている。

 Brightkiteは,数週間以内にLimboのアカウントと主な機能をBrightkiteプラットフォームに移行する予定だという。

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