総務省は2009年4月8日,次期BSデジタル放送(2011年7月以降のBSデジタル放送)に関する委託放送業務の認定申請受け付け結果を公表した。同省が2009年2月24日から同年3月23日までの期間に認定申請を受け付けたところ,29事業者から申請があった。

 各事業者の申請内容を見ると,19事業者が2011年7月24日以降にBSアナログ放送の跡地となる第5・第7・第11チャンネルの利用を希望した。19事業者が同周波数を使って放送を望むハイビジョンチャンネルは合計24チャンネルで,仮にこれらをすべて放送する場合には400スロットが必要になる。それに対して,実際に割り当て可能なスロット数は144スロットであり,競争率は約3倍である。14事業者は同周波数の利用を第1希望としている。

 第5・第7・第11チャンネルに次いで利用希望が多かったのは,東経110度CS放送のND8チャンネル(24スロット分)である。15事業者が同周波数の利用を希望している。各事業者が立ち上げを希望するハイビジョンチャンネルは合計15チャンネルで,これらに必要な伝送容量は338スロットとなった。競争率は実に14倍である。

 第19チャンネル(48スロット)の周波数については,10事業者が利用を希望した。10事業者が同周波数の利用を前提に認定申請を行ったハイビジョンチャンネルは合計12チャンネルである。これらに必要な伝送容量は192スロットで,競争率は4倍となった。第1希望だけだと2事業者の32スロットにとどまった。

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