米Microsoftの次期OS「Windows 7」の開発チームは米国時間2009年4月7日,リリース候補(RC:Release Candidate)版の導入方法に関する説明を公式ブログで公開した。それによると, RC版を導入する場合にはWindows Vistaに戻してからアップグレードする,またはクリーン・インストールするように勧めている。

 開発チームは,Windows VistaからWindows 7へのアップグレードという実際のユーザー環境に即したシナリオを想定しているため,ベータ段階で加えられた変更がプリビルト間のアップグレードに対応していない場合があると説明。ベータ版から直接RC版にアップグレードした場合には,不具合が生じる可能性があるとしている。

 同チームは,多くのテスターがWindows 7のベータ版にアプリケーションをインストールして日常的に利用していることを受け,バージョン・チェックを回避することでRC版にアップグレードする方法についても説明している。Microsoftが社内でアップグレードを実施したところ,いくつかの不具合が見つかったが,これらの原因を積極的に突き止めて修正することはしていないという。

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