米LoanMarketは米国時間2009年4月6日,不動産担保ローンの仲介サイト「LoanMarket.NET」を開設した。不動産売買や,不動産投資を手軽に行える場を提供するとしている。

 同サイトでは,原資産所有者,銀行,貸付機関,モーゲージプール,個人投資家などの証書を扱う。売り手は,個人や住宅ローン会社など幅広い買い手にさまざまな投資機会を同時に提示することで,より有利な価格で取り引きし,流動性を高めることができる。一方,買い手は詳細な情報を基に,リスクを十分に検討し,適正な価格を設定することが可能。

 LoanMarketによると,従来,原貸付人から抵当証書を購入できるのは投資銀行や大規模なヘッジファンド,地域の銀行などに限られていた。「LoanMarket.NETにより,これまでほかの債券投資などを行っていた小規模な機関や個人投資家も,所得向上につながる投資を始めることができる」(同社)。

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