米IBMは米国時間2009年4月1日、クラウド型のグループウエア「LotusLive Engage」を4月7日に開始すると発表した。米グーグルの「Google Apps」や米マイクロソフトの「Microsoft Online Services」(関連記事)に対抗するサービス。IBMが正式にサービスを開始したことで大手各社の争いが本格的に始まる。

 LotusLive EngageはメールやWeb会議、ファイル共有、インスタントメッセージ、プロジェクト管理など社内協業に必要な一通りの機能を備える。サーバー類はすべてIBM側で運用するため、利用企業はシステムを購入、自社運用する必要がない。

 一般企業が自社保有するIBM製のグループウエア「Notes/Domino」やコラボレーションソフト「Sametime」との連携も可能だ。連携時にはファイアウオールを越えて通信できるので、社内外のシステムを柔軟に使い分けられる。日本での提供は「日本語版の提供は早くて今夏」(日本IBM広報)。日本語でのサポートの無い英語版であれば、4月7日から日本でも使える。

 料金は4月7日のサービス開始時に発表する。