米Microsoftは米国時間2009年4月1日,小規模企業向けサーバーOSの新製品「Windows Server 2008 Foundation」を発表した。OEM製サーバーにプリインストールする形で出荷する。ユーザー数を15人までに限定し,価格を抑えた。

 初めてサーバーを導入する小規模な企業や組織に向けた製品で,ファイルとプリンタの共有,Webサイトのホスティング,業務アプリケーションの稼動,リモート・アクセスなどの基本的用途に利用できる。Active Directoryサーバー/ドメイン・コントローラとしての利用や,Terminal Services機能の利用も可能。用途が拡大した場合には,Windows Serverの上位版製品へのアップグレード・パスも用意する。

 同OSをプリインストールしたサーバーは,米Dell,米HP(Hewlett-Packard),米IBMなどから数カ月以内に登場する予定。価格は各メーカーが定め,国によって異なる場合がある。米メディア(InternetNews.com)の報道によると,MicrosoftのWindowsサーバー・ソリューション・グループのゼネラル・マネジャーChris Phillips氏は,OS込みで1000ドル以下のサーバーも登場すると述べている。

 当初は,英語版,日本語版,スペイン語版,簡体字/繁体字中国語版など,7つの言語のバージョンを用意し,世界40カ国に展開する。他言語版も順次増やす予定。

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