スカパーJSATは2009年4月1日,子会社の「オプティキャスト」が,NTT東西地域会社のフレッツ光シリーズを使った映像配信サービスで,110度CSデジタル放送の「スカパー!e2」の再送信を開始したと発表した。

 この再送信サービスは,衛星アンテナで受信する場合と同様の周波数帯に信号を配信するパススルー方式を採用している。フレッツ光サービスで利用できるRF(radio frequency)方式の映像配信サービス「フレッツ・テレビ」や「スカパー!光」に加入すれば,デジタルテレビのリモコンにあるCSボタンを押すことでスカパー!e2を視聴できるようになる。

 スカパー!e2はハイビジョン放送7チャンネルを含む全69チャンネルを放送している衛星放送サービス。デジタルテレビやHDDレコーダーなど,地上波/BS/CSの3波共用デジタルチューナーを搭載している映像機器などで視聴できる。

 有料放送を視聴するには別途スカパー!e2サービスへの加入申込みが必要だが,通信販売番組やプロモーション番組など一部の無料放送は加入手続きをしなくても視聴できる。スカパーJSATは,衛星アンテナ経由で視聴できる従来のスカパー!e2サービスと合わせて,今回の光回線経由でのサービスの販売を促進するとしている。

[発表資料へ]