発表会には,BeeTVに出演する俳優・女優陣が登場
発表会には,BeeTVに出演する俳優・女優陣が登場
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 エイベックス・グループは,NTTドコモと共同で携帯電話専門の動画サービス「BeeTV」を2009年5月1日に始める。グループ傘下のエイベックス・エンタテインメントとNTTドコモは,4月10日に合弁会社「エイベックス通信放送」(ABC)を設立する予定で,新会社が運営主体となる。

 BeeTVでは,音楽やドラマ,バラエティなど9分野の動画コンテンツを用意する。4月1日に開催した発表会には,多くの俳優・女優らが順次登場,それぞれが出演する動画コンテンツをアピールした。

 発表会に登場したエイベックス・グループ・ホールディングの松浦勝人社長は,「2年間に制作した映画“蒼き狼”が失敗したときに,次に何をやろうかということになった。それで思い付いたのが,身近なメディアである携帯電話だった」とBeeTV開発の経緯を語った。

 同サービスでは,「Good Share」と呼ぶ収益配分モデルを導入する。ユーザーから得る月額300円の会費から通信事業者の手数料(12%)を差し引いた売上の合計額の11%を分配原資とし,視聴占有率に応じてキーキャスト,キースタッフに分配するという。

 ABCの事業計画によると,初年度(2010年度3月期)は会員数77万人で23億300万円の売上に対して43億9600万円の損失を見込むが,第3期(2012年3月期)には,会員数を346万人に増やし113億9800万円を売り上げ,経常利益は35億7300万円になるとみている。