図1 Cable AD Connectionのイメージ
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図2 サービス開始当初の参加CATV事業者
図2 サービス開始当初の参加CATV事業者
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 ジャパンケーブルキャストとソネットエンタテインメント(So-net)は2009年4月1日,全国各地のケーブルテレビ(CATV)事業者のコミュニティーチャンネルの広告枠をアドネットワーク化した新しい広告サービス「Cable AD Connection(ケーブルアドコネクション)」の提供を4月1日に開始したと発表した。

 各地のCATV事業者の自主制作チャンネルであるコミュニティーチャンネルは,地域色豊かな生活情報が提供される一方で,広告ビジネスの観点では放送エリアが細分化されて視聴可能世帯数も限られていることから,大手広告主の出稿獲得に結びつきにくい。

 Cable AD Connectionは,CATV事業者のコミュニティーチャンネル上の広告枠を束ねて広告を配信するサービスである(図1)。「CATV事業者は,自社広告枠がネットワーク化されることで全国規模のメディアへと広告価値を高めるとともに,広告営業活動の効率化も図ることが可能」という。サービス開始当初は,10社・団体のコミュニティーチャンネルの広告枠を束ねて提供する(図2)。

 ケーブルキャストとSo-netは,共同事業としてCable AD Connectionを提供する。ケーブルキャストは,「JC-HITS」などのサービスを提供する全国のCATV局とのコミュニケーション力を生かして,CATV局への営業活動を担当する。So-netは,現在注力しているアドネットワーク事業の一環として,これまで広告事業で築いてきたノウハウを生かした広告主への営業活動を担当する。

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