北海道寿都郡寿都(すっつ)町は2009年4月から,デジタル・デバイド解消を目的に,町内のブロードバンド環境の整備を始める。寿都湾沿いに5GHz帯の周波数を用いた無線通信を行うFWA(Fixed Wireless Access)の基地局や中継局を設置し,町民がブロードバンド・サービスを利用できるようにする。

 整備では,総務省が交付する「地域情報通信基盤整備推進交付金」を利用する。総務省北海道総合通信局によると,交付金額は現在のところ非公開だという。これは,基地局や中継局設置工事の入札を実施するためである。データ通信サービスの提供は,民間企業に委託する。委託企業は,基地局や中継局の整備が終わり次第,決定する予定である。

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