米Microsoftは米国時間2009年3月30日,携帯機器用OS「Windows Mobile」向けに今年開設するモバイル・アプリケーション販売サービス「Windows Marketplace for Mobile」の参加企業の第1弾を発表した。米EA Mobileや米Namco Networksなどのゲーム開発企業,米Associated Pressや米CNBCなどのメディア企業,ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の米Facebookや米MySpace.comなどが名を連ねた。

 アプリの購入代金の支払い方法についても発表した。クレジット・カードによる支払いと,携帯電話料金に合算して支払う方法の2つから選べる。購入から24時間以内であればアプリの返品を受け付け,代金は全額返金する。また,アプリ開発企業が更新を無料で配信できる機能を搭載することも併せて発表した。

 同社は併せて,Facebook,MySpace,同社インターネット・サービス「Windows Live」をWindows Mobileで利用するための新しいアプリケーションについても明らかにした。

 Facebook用アプリケーションは4月に無償で公開する。携帯電話で撮影した動画をFacebookに簡単にアップロードできる機能などを備える。MySpace用アプリケーションは今夏公開の予定(関連記事:MySpace,Windows MobileとSilverlightに対応へ)。

 Windows Live用アプリケーション「Windows Live for Mobile」は25カ国語版が今週から無償でダウンロード可能となる。「Windows Live Hotmail」「同 Messenger」「同 Contacts」「同 Search」などの各モバイル版で構成する。対応機種はWindows Mobile 6.x。

 Windows Mobileの画面テーマについても新たな取り組みを発表した。英Design Museum Londonおよび米Council of Fashion Designers of Americaと提携を結び,プロのデザイナーが作成したテーマを無償で公開する。また,パソコンからオリジナルのテーマを作成できる新機能「Theme Generator」も今年中に公開する。

[発表資料へ]