ソネットエンタテインメント(So-net)とケーブルテレビ(CATV)向けコンテンツプロバイダのジャパンケーブルキャストは4月1日、全国各地のCATV局が自主制作している「コミュニティチャンネル」の広告枠を一括販売するサービスを開始した。全国のCATV視聴者にリーチ可能なアドネットワークとして提供していく。

 サービスの名称は「Cable AD Connection」。地域情報の発信などに利用されるコミュニティチャンネルの広告枠をまとめて販売する。CATV局に、全国規模のアドネットワークに参加することで広告枠の価値を高め、大手広告主の獲得につなげてもらう。広告営業活動の効率化も期待できるという。広告主は、1回の出稿で複数のCATV局に広告を配信できるようになる。

 サービス開始当初の参加CATV局は10局。参加するのは、青森県の「青森ケーブルテレビ(ACT)」、岩手県の「一関ケーブルネットワーク(ICN)」「岩手ケーブルテレビジョン(ICT)」「北上ケーブルテレビ(KCTV)」「三陸ブロードネット(sbn)」、山形県の「ケーブルテレビ山形」、宮城県の「塩釜ケーブルテレビ(マリネット)」「仙台CATV(CAT-V:キャット・ヴィ)」、大阪府/兵庫県の「京阪神ケーブルビジョン(KCV)」、岡山県の「岡山ネットワーク(oniビジョン)」。

 So-netは、広告主への営業活動を担当する。ケーブルキャストは、全国150局以上のCATV局との関係を通じて広告枠の確保を図る。

■関連情報
・ソネットエンタテインメントのWebサイト http://www.so-net.ne.jp/
・ジャパンケーブルキャストのWebサイト http://www.cablecast.co.jp/