図1●「みんなでカーボンダイエット」のWebサイト
図1●「みんなでカーボンダイエット」のWebサイト
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図2●ポイントが多いほど前に進むゲーム「Carbon ball(フンコロガシで、エコ)」
図2●ポイントが多いほど前に進むゲーム「Carbon ball(フンコロガシで、エコ)」
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 NECとNECビッグローブは2009年4月1日、一般家庭に配布した計測器の情報を基に、省エネを後押しするサービス「みんなでカーボンダイエット」のトライアルを開始した。消費電力のデータをNECビッグローブのサーバーに集めてランキング表示する(図1)。糞を転がす虫(フンコロガシ)が登場し、世帯ごとに省エネを競うゲームなども提供(図2)。楽しみながら家庭の省エネに取り組めるようにする。

 サービス利用者には電力使用量を計測する機器と、家庭内LANに設置してビッグローブにデータを送る送信機をセットで貸与する。計測器は家庭の分電盤に接続。計測したデータはZigBee無線でいったん送信機に送られ、さらにサーバーに登録される仕組みだ。

 ゲームは2種類用意している。ほかの家庭と省エネ度合いを競う「Carbon ball(フンコロガシで、エコ)」と、ほかの家庭と一緒に街作りをする「里山を作ろう」だ。どちらも「エコポイント」と呼ぶポイントを使ってプレーする。

 エコポイントは前年同月から減らした消費電力に応じて付与される。サービス利用開始時に、あらかじめ電力会社などに問い合わせておいた前年の消費電力を月ごとに登録しておく必要がある。

 トライアルは4月1日から3カ月間、NEC社員100人の家庭を対象に実施する。年内にも正式サービスを開始する見込みだ。