NRIセキュアテクノロジーズは2009年4月1日、情報セキュリティ格付け「AA+is」を取得したと発表した。対象は同社のファイル送受信サービス「クリプト便」関連業務。セキュリティ対策レベルの高さを顧客にアピールする狙いである。
情報セキュリティ格付けは野村総合研究所、富士ゼロックス、富士通、パナソニックなど30社が出資した格付け会社「アイ・エス・レーティング」が運営するサービス。企業のセキュリティ対策の実態を文書やインタビューだけでなく、現場の審査まで実施し、17段階の格付けをする。
NRIセキュアが取得した「AA+is」は、17段階あるうち上から2番目にあたる高い格付け。継続的な改善プロセスが存在し、悪意のある内部者への対策も実施する、という要件を満たしているとアイ・エス・レーティングが認定したことを示す。
取得日は2009年3月31日で、今後1年間有効である。「クリプト便」は、企業内、企業間で大容量ファイルをセキュアに送受信するためのASPサービスである。