米Microsoftは米国時間2009年3月30日,同社の組み込みプラットフォーム製品ポートフォリオに「Windows Embedded Server」を追加すると発表した。米カリフォルニア州シリコンバレーで開催中の組み込みシステムの会議「Embedded Systems Conference(ESC)」において31日にデモを実施する。

 Windows Embedded Serverは,Microsoft Windows Serverのコア・オペレーティング・システムをベースとしており,専用のサーバー・アプライアンスを設計して導入するための機能を備える。Windows EmbeddedのSoftware plus ServicesプラットフォームにWindows Embedded Serverを追加することで,セキュリティ,相互運用性,インテリジェント・デバイス管理のためのエンド・ツー・エンドの技術インフラを提供する。

 Windows EmbeddedパートナおよびOEMは,Windows Embedded ServerとMicrosoftの組み込みプラットフォーム製品を利用することで,機器メンテナンスおよびサポート・サービスといったシナリオにおいて新しい収入チャネルを確立できるとしている。

 このほかにも,同社はESCにてソフトウエア開発ツール「Visual Studio 2008 Professional Edition」の「MSDN Embedded」サブスクリプションを発表する。サブスクリプションには,開発ツールに加え,「Windows Embedded CE」「Windows Embedded Standard」「Windows Embedded NavReady 2009」「Windows Embedded POSReady 2009」といったWindows Embeddedプラットフォームや技術リソースへのアクセスが含まれる。MSDN Embeddedサブスクリプションは,2009年7月に提供開始となる見通し。

発表資料(1)
発表資料(2)