米Intelは米国時間2009年3月30日,サーバー/ワークステーション向け新プロセサ製品系列「Intel Xeon processor 5500」(開発コード名は「Nehalem-EP」)の14モデルと「同3500」の3モデルの提供を開始した。米Dell,富士通,米Hewlett-Packard(HP),米IBM,米Sun Microsystemsなど70社以上のメーカーがXeon 5500搭載製品をリリースするとしている。

 Xeon 5500は,マイクロアーキテクチャ「Intel Core」ベースのプロセサ。動作周波数は最大3.2GHz。サーバー/ワークステーション向けモデルに加え,通信機器など向けの組み込みモデルを用意する。高誘電率(high-k)絶縁膜を採用し,製造プロセスルールは45nm。処理負荷に応じて各コアの動作周波数を調整/オーバークロックする技術「Intel Turbo Boost Technology」や次世代仮想技術「Intel Virtualization Technology(VT)」,「Intel Hyper-Threading Technology」などを採用している。アイドル時の消費電力は10Wに抑えられるという。

 Xeon 5500はデュアル・ソケット,Xeon 3500はシングル・ソケットに対応する。3.2GHz動作のクアッドコア「Xeon W5580」は8Mバイトのキャッシュを搭載し,熱設計消費電力(TDP)が130W,1000個ロット時の単価が1600ドルである。「Xeon E5502」と「Xeon L5508」のみデュアルコアで,ほかのモデルはいずれもクアッドコア。

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