若者向けコミュニティ・サイト「Teens in Tech」を運営する米Teens in Techは,10代のブロガーをターゲットとするコミュニティ・サイト「Youth Bloggers Network(YBN)」の運営企業を買収した。米国時間の2009年3月27日,Teens in Techが公式ブログで明らかにした。YBNのサイトとフォーラムは従来通り維持するが,Teens in Techのブランドのもとで運営する。

 買収されたYBNは,米ニューヨーク州に住む15歳のPatrick DeVivo氏が2007年5月に立ち上げ,現在100人以上が参加している。一方,Teens in Techの設立者兼CEOであるDaniel Brusilovsky氏もまだ十代の若い起業家だが,2008年8月に限定公開のアルファ版を開始し,今では300以上のブログやメディア・コンテンツを維持している。

 公式ブログでのBrusilovsky氏の声明によると,YBNのDeVivo氏から2009年2月に電子メールを受け取り,両ネットワークの連携について交渉を始めたという。そこから双方のサービスを融合するというアイデアが生まれ,最終的に,YBNをTeens in Techの一部として取り入れることになったという。DeVivo氏はYBN担当ディレクタとしてTeens in Techに加わる。

 またBrusilovsky氏は,収益確保の手段として,「Publisher Advertising」と呼ぶ広告配信システムを構築する計画を明らかにした。テスト・プログラムを実施した後に,YBNとTeens in Techの両方に適用する予定である。また,専用ドメインや大容量ストレージの提供といった,有料のオプション・サービスも予定しているという。

[Teens in Tech公式ブログの投稿記事(1)]
[Teens in Tech公式ブログの投稿記事(2)]
[YBN公式ブログの投稿記事]