角川映画と松竹,東映,東宝,日活の5社は2009年3月25日,デジタルテレビ向けサービス「アクトビラ」(アクトビラが運営)にて独自サービス「まるまる映画」を3月26日に開始すると発表した。

 「まるまる映画」は,邦画会社5社が保有するライブラリー(合計約1万2000本)から厳選した日本映画の名作を,アクトビラが推進する映像配信サービス「アクトビラ ビデオ」(「アクトビラ ビデオ・フル」)で配信するサービスだ。5社が厳選した名作や話題作を毎月6作品ずつ更新する。提供形態はPPV(ペイ・パー・ビュー)方式で,コンテンツはストリーミング方式で配信する。動画圧縮方式はH.264である。コンテンツの視聴期間は1作品あたり48時間で,視聴料金はハイビジョン作品が630円,SDTV(標準画質テレビ)作品が420円である。

 サービス開始当初のラインアップは,「犬神家の一族(1976年版)」や「汚れた英雄」,「CASSHERN」,「バトル・ロワイアル」,「大学の若大将」,「鷲と鷹」(以上2009年3月26日から配信)である。同年5月1日からは「大怪獣ガメラ」や「宇宙大怪獣ギララ」,「極道の妻たち」,「宇宙からのメッセージ」,「空の大怪獣 ラドン」,「大巨獣ガッパ」を配信する。

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