富士通 ソリューション事業本部テクノロジー・サービス事業部の奥川彰一事業部長
富士通 ソリューション事業本部テクノロジー・サービス事業部の奥川彰一事業部長
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「Bitsolino」(ビットソリーノ)の画面例。顧客ごとの詳細情報を表示したところ
「Bitsolino」(ビットソリーノ)の画面例。顧客ごとの詳細情報を表示したところ
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 富士通は2009年3月25日,サービス事業者向けの顧客管理や課金に特化したソリューション事業「Bitsolino」(ビットソリーノ)を始めると発表した。

 新事業は,SaaS(software as a service)やMVNO(仮想移動体通信事業者)など,多くの顧客を抱えることになる新規事業が対象になる。NTTドコモやKDDIなど,通信事業者向けに提供してきた大規模顧客管理・課金システムの構築ノウハウを生かすという。

 サービス・メニューには,比較的大規模な事業者向けの「Bitsolino-Basale」(バザーレ)と,中小規模事業者向けの「Bitsolino-Lieve」(リエーヴェ)がある。今後3年間で,それぞれ8社,15社の採用,総売上は60億円を見込んでいる。

 対応するサーバーOSの種類は,Windows Server 2003,Linux(RedHat Linux ES, AS),UNIX(Solaris 9,10)がある。販売価格は,バザールが個別見積もり,リエーヴェが1サーバー当たりのライセンス料として500万円から。