統計処理向けオープンソース・プログラミング言語Rの商用プロバイダである米REvolution Computingは,Rの普及推進に取り組む役職「Open Source Diva」に,Danese Cooper氏を迎えたことを米国時間2009年3月24日に発表した。

 Cooper氏は,米Apple,米Symantec,米Microsoftなどで,さまざまな管理職に就いた後,米Sun Microsystemsでオープンソース・プログラム・オフィスを立ち上げて,統括した。直近では,米Intelのオープンソース戦略部門で上級ディレクタを務めた。また,オープンソースを推進する非営利組織「Open Source Initiative」の理事会や,オープンソースのソフトウエア開発を手がけるMozilla.orgの特別諮問委員会に名を連ねている。

 REvolutionでは,R言語のユーザー・グループ向けサポート・プログラム開発や,開発者コミュニティの支援に注力する。

 Cooper氏は,「R言語は生命科学や金融サービス分野はもとより,GoogleやFacebookなどのサイトでも予測解析を行うために利用されている。R言語に関する意見交換や実験を通じて,関係者すべてが恩恵を受けられるよう,REvolutionと開発者コミュニティの橋渡しを務めたい」と抱負を述べた。

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