米Rhomobileは米国時間2009年3月24日,モバイル・アプリケーションの開発を支援するオープンソース・フレームワーク「Rhodes 1.0」をリリースした。オープンソースのソフトウエア・ライセンスGPL version 3(GPLv3)を適用する。企業や独立系ソフトウエア・ベンダー向けに商用ライセンスも用意する。同社Webサイトよりダウンロード可能。

 HTMLとRubyを採用しており,「iPhone」「BlackBerry」「Windows Mobile」「Symbian」「Android」など,さまざまなモバイルOS向けに,ネイティブ・アプリケーションを構築できる。各OSごとにアプリケーションを開発する必要がないため,コストと時間の大幅な節約が可能になるとしている。

 GPSやカメラ,PIM(Personal Information Manager)機能をサポートしているので,各デバイスの機能を活用したアプリケーションを開発できる。また,CRMやERPなどのホスト型アプリケーションとのやりとりも想定している。

 オープンソースのモバイル向けアプリケーション開発に関しては,ソフトウエア開発ツール関連の業界団体Eclipse Foundationが3月10日に,開発支援プロジェクト「Pulsar」を発表している(関連記事:Eclipse,モバイル・アプリ開発向けの新プロジェクト「Pulsar」を発表)。

[発表資料へ]