朝日放送,博報堂DYメディアパートナーズ,NTTデータ,ウェブプロデュース,ドリームボート,デジアサの6社は2009年3月25日,P2P(ピア・ツー・ピア)技術を用いた広告付き動画配信実験を実施すると発表した。

 インターネットによる動画配信が一般化する中,アクセスの集中が予想されるCM付きの無料動画配信に関して,安価で安心な高画質配信を実現する技術を検証することが狙いである。

 実験期間は2009年3月25日~4月24日の約1カ月間で,朝日放送の動画配信サイト「ABC動画倶楽部」で海外の風景映像10作品を配信する。実験では視聴者の属性に合わせてCM素材を差し替える「ターゲティング広告実験」や,15秒と30秒のCMによる効果の違いを検証する「CM秒数効果検証」,番組内容と視聴者属性に合わせて表示する販売促進内容を差し替える「コンテンツ連動型販売促進検証」などについて検証を行う予定である。

 P2Pを利用した動画配信システムとして,ドリームボートの「SkeedCast」を使い,広告配信にはNTTデータとウェブプロデュース,博報堂DYメディアパートナーズによるプラットフォームを利用する。

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