Linuxカーネルのマスコットになったタスマニアン・デビルのTuz
Linuxカーネルのマスコットになったタスマニアン・デビルのTuz
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 Linus Torvalds氏は2009年3月23日(現地時間),Linuxカーネルの新版2.6.29を公開した。Linus氏が最も大きな変更としているのが,起動時に表示されるロゴがペンギンのTuxからタスマニアン・デビルのTuzに変わったことだ。

 Linus氏は,TuxからTuzへの交替は一時的なものであるとしている。ただし,いつまでなのかについては明言していない。

 Tuzはもともと,オーストラリアで開催されたlinux.conf.au 2009のマスコットである。Linuxカーネル開発者のJonathan Corbet氏によれば,タスマニアン・デビルが伝染性の腫瘍により絶滅の危機に瀕していることを訴えるため,linux.conf.au 2009に出席したLinus氏がTuzへの交替を決めたという。

 Linuxカーネル2.6.29ではそのほか,いくつかのドライバーのアップデート,m68kヘッダーのアップデートなどが行われている。

◎関連リンク
Linus Torvalds氏のLinuxカーネル・メーリングリストへの投稿
The kernel gets a new mascot : Linux Weather Forecast(The Linux FoundationでのJonathan Corbet氏のブログ