コンサルティング会社のベリングポイント日本法人は2009年3月24日、親会社である米ベリングポイントから分離独立し、プライスウォーターハウスクーパース(PwC)傘下に入ると発表した。2009年5月にベリングポイントから社名を変更し、年内にPwCアドバイザリと統合する計画だ。

 米ベリングポイントは2月18日(現地時間)に連邦破産法11条を申請し、経営再建を図ると発表。3月23日(同)に公共コンサルティング部門を米デロイトに、金融コンサルティング部門などは米PwCに売却するといった方針を発表していた。今回の日本法人の発表はこれを受けたもの。

 PwCアドバイザリとの統合により社員数約1600人になる計画だ。ベリングポイントの現在の社員数は約1200人。ベリングポイントは「M&A(買収・合併)やデューデリジェンスなどを主業務とするPwCアドバイザリとは重複が少ない。より経営戦略に近いコンサルティングサービスが提供できるようになる」としている。