米VMwareは米国時間2009年3月23日,サーバー仮想化コストを算出するオンライン・ツール「VMware Cost-Per-Application Calculator」を発表した。同社の仮想化技術を通じて削減可能なコストの推定をサポートするほか,他社の仮想化ソリューションとのコスト比較も行う。

 このツールは,ライセンス価格によるコストの比較ではなく,それぞれの物理サーバー上で稼働できる仮想マシンの数に着目してコストを評価する。物理サーバー1台で稼働できる仮想マシンの数が多くなるほどサーバー集約率が高くなり,それに伴ってハードウエアやネットワーク,ストレージ,消費電力,空調費用,スペースといったインフラ・コストやソフトウエア・ライセンスのコストを低減できると説明している。

 ケーススタディによれば,同社の仮想化ソフトのスイート製品「VMware Infrastructure 3」は,他のハイパーバイザーと比べてサーバー1台当たりのサーバー集約率が一般的に50~70%高いため,他社製品を導入した場合と比較してアプリケーションごとの仮想化コストを20~30%低減できるとしている。

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