アマゾンジャパンは、地方企業の「Amazon.co.jp」への出店支援を本格化させる。第一弾として宮崎県内の特産物販売店31店舗と共同で、「宮崎“てげうめ”グルメフェア」を2009年3月23日から4月23日まで開催すると発表した。今後、全国の地方自治体などと協力して、Amazon.co.jpへの出店を促す営業活動を強化する。

 今回のフェアは「Amazon.co.jp 食品&飲料ストア」内で開催。宮崎県内の31店舗が、法人向け出店型サービス「マーチャント@Amazon.co.jp」を利用して約350点の商品を販売する。ユーザーインターフェースはAmazon.co.jpの他ショップと同様だが、商品在庫は各店舗が持ち、納期、送料などは各店舗が設定する。購入時にAmzon.co.jpのポイントは使用できない。

 アマゾンは2009年2月に宮崎県庁の協力を得て説明会を現地で開催し、県内の企業を開拓した。31店舗はすべてAmazon.co.jpへの新規出店で、初のネット出店となる企業も多いという。今後同様の手法で、EC化支援も含めて地方企業開拓を進めていく。

 一方、楽天は2008年4月から「楽天市場」で特産品を中心とした地域情報を発信するプロジェクト「まち楽」を展開。47都道府県を244のエリアに分類し情報提供している。また、全国10カ所に支社を開設して、地方企業の掘り起こしに力を入れている。

■関連情報
・「宮崎“てげうめ”グルメフェア」のWebサイト http://www.amazon.co.jp/gp/feature.html?&docId=1000237746