米Palmが米国時間2009年3月19日に発表した2009会計年度第3四半期(2008年12月~2009年2月期)の決算は,売上高が9060万ドルで,前年同期の3億1210万ドルから71%減少した。スマートフォンの実売台数は同42%減の48万2000台にとどまり,売上は同72%落ち込んで7750万ドルとなった。

 株式関連報酬やリストラ関連費用などを含むGAAP(会計原則)ベースの純損失は9800万ドル(希薄化後の1株当たり損失は0.89ドル)で,前年同期の純損失5700万ドル(同0.53ドル)から赤字幅が拡大した。

 株式関連報酬やリストラ関連費用などを除いた非GAAPベースの純損失は9470万ドル(希薄化後の1株当たり損失は0.86ドル)。同条件の前年同期の純損失は1700万ドル(同0.16ドル)だった。米メディアの報道(New York Times)によると,アナリストの予測は,非GAAPベースの1株当たり損失が0.57ドルだった。Palmの赤字計上はこれで7四半期連続となる。

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■変更履歴
記事公開当初,タイトルを「12月~1月期決算」としていましたが,正しくは「12月~2月期決算」です。お詫びして訂正します。タイトルは修正済みです。 [2009/03/23 13:50]