|
必聴講座ご紹介 ビッグデータ EXPO 2012春 日本マイクロソフト ビッグデータ EXPO 2012春 NEC Cloud Days Osaka 2012 セールスフォース・ドットコム |
KLab真田社長に聞く,恋愛応援サービス「ミャクアリ!?」開発の背景 携帯電話向けサービスを開発するKLabは,2009年3月17日から恋愛応援サービス「ミャクアリ!?」を開始(同サービスの紹介サイト),多数のブログで取り上げられるなど注目を集めている。 このところKLabは,複数の銀行に対応したモバイルバンキング・アプリ(iアプリバンキング)や大量のメールを短時間送信できるサーバー(アクセルメール)の開発など,BtoB関連の事業に注力しているように見えていた。「ミャクアリ!?」は完全なコンシューマ向けサービスで,これまでの路線とは違うように感じる。その開発背景を教えて欲しい。 信頼性が高いサービスを作ろうとすると,じっくり考えてきちっと設計する必要がある。ただ,それをやっていると,「これ,面白いんちゃうの?」というものに対応できなくなってしまうという危機感があった。 だからといって,受託開発の部隊が「面白いから,とりあえずやっちゃえ」という考え方になると,現場に混乱が生じてしまう。当社が運営するサーバーに載せるソフトには厳格な基準があり,それに合致しないと載せられない。そこで,既存の組織とは別に,「プロトタイピングラボ」と呼ぶ専門組織を2008年9月に作っていた。サーバーは,ラボ用に別個に用意する。 新設のラボでは,面白いと思ったらとにかくすぐ作ることにしている。まずやってみて,当たったらサーバーを信頼性が高いものに乗り換えるという発想だ。ミャクアリ!?は,その第一弾のサービスということになる。 ミャクアリ!?では,開発のスピード感はどれほどか。 モバイルバンキング・アプリを担当する入社2年目の社員からアイデアが出て,昼休み後にその提案者と補助の技術者の2人が開発に着手し,その日のうちに第1版ができた。社内で評判が良かったので,その後3人が3週間をかけてブラッシュアップして,公開できたのが3月17日だった。 アイデアからサービスに至るプロセスはどうなっている。 開発のゴーサインを出すかどうかは,所長が「面白いと感じるかどうか」の一存で決まる。アイデアを出した人,志望した人がラボで一定期間,開発を担当する。ただ,部署は既存部署に籍を残したままで兼務とする。 社内の反響はどうか。 これまでに30件ほどの提案が出て,そのうち1/3がプロジェクト化の検討に進んだ。社内の雰囲気が変わっていることは実感できている。今後も多くの提案が出て,社内がさらに活性化することを期待している。 ミャクアリ!?は,ネット上で話題を集めた。プロモーションで気を付けたことは。 サービスの内容に応じて,どこに載せてもらえるか,が重要だ。ヒット作品を出すにはコツがあると考えている。今回のサービスは,メッセージ性が分かりやすいこともあり,ミクシィのプログで火がつき始めた。「試してみて,こうだった」ということを,ブログネタとして書きやすかったようだ。 無料サービスとして提供している。どうやって儲けるのか。 今のところ,明確なビジネスモデルはなく,登録制でメール・アドレスを集めている段階。だからといって,すぐに広告を送ることができないが,機能アップの案内などを通じて接点を持ち続けていく。 IT系のビジネスは,ミス無くやるものと,早くやったがいいものの二つがある。明確なビジネスモデルがなくても,まずやってみようというのが,プロトタイピングラボの存在価値だと考えている。 受託型のソリューション系ビジネスをやり続けていると,どうしても動きが遅くなる。大企業を相手のビジネスが増えて,受注の単価が大きくなると,会社としては利益が出て安定するが,面白くなくなる面もある。マネジメント層としては儲かる戦略を考えないといけないが,開発部隊が面白いものに鈍くなってはいけない。 最新ニュース記事一覧へ >>
|