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 米News傘下のFox Interactive Media(FIM)が運営するソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「MySpace.com」は,シングルサインオン機能「MySpaceID」の強化について米国時間2009年3月17日に発表した。オープンな認証API「OAuth」と共通IDの認証技術「OpenID」を統合したことで,ユーザーがMySpaceID対応の外部サイトにMySpaceのID情報を使ってログインできるようになった。

 MySpaceIDは,他のSNSとデータを共有するためのフレームワーク「MySpace Open Platform」の中核となる機能。MySpace内のデータを共有したり,友人の検索などが行える。米Yahoo!が新デザインのホームページに実装し,限定的なベータ・テストを開始しているという。

 また,MySpaceに投稿するアクティビティ情報を,ほかのWebサイトにストリーミングできる機能を追加した。提携サイトでは,写真,イベント,音楽など,受信したいフィードの内容を指定できる。将来的には,提携サイトのアクティビティ情報をMySpaceにもストリーミングできるようにする予定。

 開発者には,アプリケーションの開発と管理を迅速に行えるように,MySpaceIDワークフローを提供する。MySpaceID向けアプリケーションの開発を支援するために,「MySpaceID SDK」のベータ版も用意した。PHP,Python,Ruby,.Net,Javaといったプログラミング言語によるクライアント・ライブラリが含まれる。

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