シーエーシー(CAC)は2009年3月18日、インドの中堅システム会社アイゲートと業務・資本提携すると発表した。CACがアイゲートの発行済み株式の2.5%を取得。アイゲートの要員を自社顧客向けの保守・運用支援サービスに活用する。BPO/BTO事業の拡大や新規市場の開拓にも共同で取り組む。今後3年間で計50億円以上の売り上げを目指す。
4月までに市場買い付けなどでアイゲート株の2.5%を取得する。CACの投資額は現在の株価・為替レートで4億円弱になる見通し。
アイゲートが16カ国34拠点に抱える6600人(うちインド内に5600人)の要員を活用する。CACの顧客企業の海外拠点に対してシステム導入支援や保守・運用支援、ヘルプデスクなどのサービスを提供する。これまでCACは欧米主要都市と中国にしか海外拠点がなく、グローバル展開を急ぐ顧客企業の要請に十分応えきれないこともあった。
CACの顧客企業に対してBPO/BTOなどのアウトソーシングサービスも提案する。アイゲートは米国企業向けの成果報酬型アウトソーシングサービスで実績があるという。グローバル市場で両社共同で新規顧客の開拓にも取り組む。
アイゲートは1996年設立の中堅システム会社。2008年12月期の売上高は2億1800万ドル、純利益は3000万ドル。米NASDAQ市場に上場している。