オープンソース・ツール開発を手がける米SpringSourceは米国時間2009年3月17日,DIコンテナ Springを使ったJavaアプリケーション開発を支援するツール群の新版「SpringSource Tool Suite(STS)2.0」を公開した。同社のアプリケーション・サーバーや米IBM,米Oracle,米JBossのアプリケーション・サーバー上で動作するSpringアプリケーションを作成するためのツールを提供する。

 STS 2.0は,Eclipseをベースとするプラットフォーム。新機能としてプロジェクト作成ウィザード「Project Creation Wizard」や設定エディタ「Spring Configuration Editor」,設定自動検出機能「Spring Configuration Auto-Discovery」,Bean作成ウィザード「Bean Creation Wizard」などを備える。これらのツールにより,より効率的にアプリケーションを開発できるとしている。

 このほかにも,サービス・プラットフォーム仕様「OSGi」に準拠するモジュール・アプリケーションをパッケージ化して,同社のアプリケーション・サーバー「SpringSource dm Server」に導入するためのツールや,OSGiコンソール,依存性をテストする機能などを提供する。

 STS 2.0の90日限定試用版は,同社サイトから無料でダウンロードできる。SpringSource Enterprise,SpringSource dm Server,SpringSource tc Serverのユーザーは無制限に使用できる。

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