米Microsoftと米Lexmark Internationalは米国時間2009年3月17日,特許のクロスライセンス契約を結んだことを明らかにした。各社の広範な製品を対象に,相互の特許ポートフォリオへのアクセスを許可する。金額などの詳細な条件は明らかにしていない。
Lexmarkは,同契約により,プリンタや多機能出力機など広範囲にわたる製品にMicrosoftの特許技術を取り入れる。一方Microsoftは,さまざまなソフトウエア製品にLexmarkの特許技術を利用する。
MicrosoftのIntellectual Property Licensing担当ジェネラル・マネージャであるDavid Kaefer氏は,「とくに厳しい経済状況において,知的財産のライセンス供与は,コラボレーションを促進し,製品の差異化を可能にする1つの有効な手段だ。今回の契約締結により,両社はそれぞれの開発期間を短縮し,顧客中心の技術革新にいっそう取り組むことができる」と説明した。
Microsoftとプリンタ関連企業との特許の相互供与としては,今年2月にブラザー工業が同様のライセンス契約を結んでいる(Microsoftのプレス・リリース)。
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