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甲府市が定額給付金管理システムでセールスフォースのSaaS採用

2009/03/17
中井 奨=日経コンピュータ

 甲府市は定額給付金管理システムに、セールスフォース・ドットコムのSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)を採用した。セールスフォースのCRMアプリケーションをNTTコミュニケーションズのVPNで利用する「Salesforce over VPN」の定額給付金管理バージョンで、同市が採用第1号となる。NTTコムとセールスフォースが2009年3月17日に発表した。

 国民1人当たり1万2000円(18歳以下と65歳以上は2万円)を支給する国の定額給付金事業では、一部の地方自治体が3月から支給を開始。甲府市は4月上旬から申請書を支給対象となる世帯に発送し、同月下旬から口座振り込みを開始する予定。

 セールスフォースのSaaS型定額給付金管理システムは、世帯ごとに給付状況や給付に関する問い合わせなどの情報を一元的に管理できる。住民基本台帳の情報に基づいて定額給付金と子育て特別手当の金額を自動的に計算。支給金額の合計を自動集計してグラフを表示したり、データをCSVファイルに出力したりすることも可能だ。
 
 セールスフォースの宇陀栄次社長は「定額給付金管理のように一時的かつ急に利用する必要があるシステムに、SaaSは向いている」と強調する。甲府市でも定額給付金管理のためのシステムを用意する際、支給期間だけ利用するシステムに対するコスト負担と、支給開始までの残り少ない導入期間の問題に直面していた。これを、SaaSを利用することでサーバーやアプリケーションを新たに用意せずに、速やかにシステムを利用できるようになる。コスト面でも「利用する期間の料金だけ払えばよいのでコスト削減につながる。地方自治体は削減分の費用を別の事業にあてられる」(宇陀社長)としている。

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