図1
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図2
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 2009年3月11日と12日,日本テレビ放送網が取り組む最新技術を紹介する「デジテク社内展 2009」が開催された。ワンセグやデジタルテレビ,インターネット関連の様々な取り組みが紹介されている。

 この中で,ひときわ目を引いたのが,「日テレアプリ」関連の展示である(図1)。同社は,番組関連の各種メタデータを活用する形で,インターネット上での新しいサービスの提供を始めている。例えば,ブログパーツの公開である。テレビを見ない人にも届く宣伝ツールにしようという狙いがある。既にいくつかのパーツを用意していたが,3月11日には「NEWS ZERO・ブログパーツ」を公開した。同番組に出演するキャスター3人が,ニュースやエンタメ情報を紹介するというものである。

 こうした取り組みの中で,2009年2月23日に始めたばかりなのが,web APIの公開である。第一弾として「ニュース検索API」(日本テレビ系列の番組を出演者で検索。最新の出演者情報と過去のデータベースを利用して新たなコンテンツを制作できる)と「出演者検索API」(日本テレビ系のニュースをフリーワードで検索。最新のニュースと過去のアーカイブを利用して新たなコンテンツが制作でき)を,個人向けに無償で公開している。

 開発品としては,「TVメッセンジャー」のデモンストレーションを行った。(1)知り合い同士に限定したリストを作成し,テレビを見ながらメンバー間に限られた部屋でチャットやメッセージ交換を行う,(2)離れてすむ家族を含むファミリー間の通信,(3)チャット部屋を公開し,例えば放送番組のゲストがチャットを行う,といった機能を持つ。

 このほか,今年のでは,「間寛平氏によるアースマラソンにおけるクリエイティブコモンズへの取り組み」,携帯電話機をかざすだけ番組視聴予約を行い放送時間直前にメールが届く「かざしてリマインダー」など様々な展示を行った。

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