米Standard & Poor'sは米国時間2009年3月9日,企業の環境への配慮を指数化した「S&P U.S. Carbon Efficient Index(S&P米国低炭素指数)」を公開すると発表した。企業の二酸化炭素の排出量をもとに算出し,投資家向けの情報として提供する。

 環境関連のデータを扱う英Trucostのデータを利用して,S&P 500企業のうち,二酸化炭素の排出量が低い約340社のランク付けを行い,四半期ごとに更新する。IT分野の企業としては米Google,米Apple,米Microsoft,米Intelなどが含まれている。

 Standard & Poor's,Index Services事業担当マネージング・ディレクタのDavid Blitzer氏は,「投資家が企業の二酸化炭素排出量にも目を向け始めたことで,世界各国の企業は,温室効果ガスが環境に与える影響に注意を払うようになった」と説明している。

[発表資料(PDF文書)]