米Microsoftは,次期OS「Windows 7」に,同社のブラウザ「Internet Explorer(IE)」をユーザーがオフにできる機能を盛り込むことを,開発者向け公式ブログで明らかにした。

 同社Documents and Printingチームのグループ・プログラム・マネージャ,Jack Mayo氏が米国時間2009年3月6日付けで投稿したブログ記事によると,Windows 7のリリース候補(RC)版では,機能設定「Windows Features」の対象項目に「Internet Explorer 8」も含める。

 Windows Featuresは,コントロール・パネル「Programs and Features」から選ぶか,あるいはスタート・メニューで「Windows Feature」と入力して起動する。機能一覧の名称の横に表示されているボックスのチェックを外すと,その機能はOSからロードされなくなる。

 ユーザーが機能を選んでオン/オフを設定できる項目として,Internet Explorer 8のほかには,「Windows Media Player」「Windows Media Center」「Windows DVD Maker」「Windows Search」「Handwriting Recognition(Tablet PC Componentsオプション経由)」「Windows Gadget Platform」「Fax and Scan」「XPS Viewer and Services(Virtual Print Driverを含む)」も加えた。

 Windows OSのIEバンドルについては,欧州連合(EU)の欧州委員会(EC)が1月に,競争法違反にあたるとしてMicrosoftに異議声明(Statement of Objections)を送った(関連記事:ECがMicrosoftに異議声明,「WindowsとIEの抱き合わせは競争法違反」)。また米Googleが,これに第三者として参加する意向を示している(関連記事:Google,IE抱き合わせ販売を巡る欧州委の対Microsoft訴訟に参加の意向)。

[Mayo氏のブログ投稿記事]