図●センターメーター内に配置したエコドライブモニターの画面
図●センターメーター内に配置したエコドライブモニターの画面
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 トヨタ自動車は,実走行での燃費向上を支援する「エコドライブモニター」を開発し,2009年5月に発売予定の新型「プリウス」に搭載すると発表した。アクセル開度やエネルギ回生状態を示す「ハイブリッドシステムインジケーター」,直近の燃費状態を確認できる「1分間・5分間燃費」,エンジン始動から停止までの最高燃費と過去5回の平均燃費を示す「燃費履歴」,エネルギの流れを表示する「エネルギーモニター」の4つの機能があり,センターメーター内に配置したエコドライブモニターで,それぞれの画面を切り替えて表示する。

 ハイブリッドシステムインジケーターは,エネルギ回生時の「チャージエリア」,低燃費で走行している時の「エコエリア」,燃料を多く使って走行している時の「パワーエリア」の3つに分かれている。ドライバーは,この表示を確認し,よりチャージエリアに近づくように走行することで,実走行燃費を向上できる。

 上級グレードのHDDナビゲーションを装着すると,エコエリアでの走行を持続した度合いに応じて10秒ごとにメータが増減する「エコレベルメーター」のほか,持続レベルを文字で表示する機能がつく。さらに,走行結果に対する省燃費運転のアドバイスや,効果的な省燃費運転を実践するための豆知識なども表示する。