写真●ICタグと連携するデジタルサイネージ
写真●ICタグと連携するデジタルサイネージ
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 顧客が売り場にある洋服を手に取ると,洋服の素材やカラー・バリエーションといった詳細情報がディスプレイに表示される(写真)。こうしたデジタルサイネージ製品を伊藤忠テクノソリューションズが紹介している。

 情報表示の仕組みにはICタグ(RFID)を利用する。商品にはICタグが貼り付けてあり,商品棚にはICタグのリーダーが設置してある。商品を手に取ると,先ほどまでリーダーが認識していたICタグが読み取れなくなる。「ICタグが読み取れない=顧客が商品を手に取った」と判断し,その商品情報をディスプレイに表示する,というシカケになっている。

 顧客が自ら商品情報を参照できるだけでなく,貼り付けたICタグを在庫管理や万引き防止などの用途でも利用できるメリットもある。この製品は3月3日~6日まで東京ビッグサイトで開催しているリテールテックJAPAN 2009で展示している。