写真1●エクストリーム ネットワークスの「Summit X650-24T」
写真1●エクストリーム ネットワークスの「Summit X650-24T」
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 エクストリーム ネットワークスは2009年3月4日,銅線のLANケーブルを使う10ギガビット・イーサネット規格「10GBASE-T」に対応したレイヤー3スイッチ「Summit X650-24T」を発表した(写真1)。「主要なレイヤー3スイッチのベンダーとしては初めての製品」(同社)という。製品の出荷は3月中に開始する。なお,米国では3月2日に発表済み。

 今回の製品は,10GBASE-Tのポートを24個備えている。また,背面には8個の光LANポート(SFP+)を追加できる拡張スロットを持つ。さらに,スタッキングにより,最大で8台のスイッチを相互に接続し,1台のスイッチのように運用できる。スタッキングの対象となるのはX650だけではなく,1Gビット/秒のLANポートを持つ「X450」や100Mビット/秒のLANポートを持つ「X250」などの機器も混在できる。

 10GBASE-Tでは,「Cat6a」というグレードのLANケーブルを使って,最大100mまで10Gビット/秒で伝送できる。また,ギガビット・イーサネットで一般的に使われる「Cat5e」や「Cat6」のLANケーブルを使っても,最大55mまでの範囲で10Gビット/秒で伝送可能。データセンターで配線済みの既存LANケーブルをそのまま利用できるため,光ファイバを利用する10ギガビット・イーサネット対応スイッチよりも,今回の製品の方が比較的安価に導入できるという。製品本体の定価は350万円。

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