米Socialtextは米国時間2009年3月3日,同社が提供する企業向けSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)「Socialtext」にマイクロブログ機能「Socialtext Signals」を追加したことを明らかにした。これにより,Socialtextを利用する企業のユーザーは,「Signal」と呼ばれる140文字以内のメッセージを社内に向けて発信できるようになる。

 Socialtext Signalsは,一般ユーザー向けマイクロブロギング・サービスの「Twitter」などと異なり,メッセージの公開範囲が社内に限定されるのが特徴。また,Socialtextと統合されているため,wiki記事執筆やコメント投稿などを行うと,これら活動を通知するメッセージが表示される。「社員間でファイルを添付した電子メールを何度もやりとりする必要がなくなり,作業の透明性が向上する」としている。

 同社はまた,米Adobe Systemsのリッチ・インターネット・アプリケーション(RIA)実行環境「Adobe AIR」を利用して構築したSocialtext向けRIA「Socialtext Desktop」のパブリック・ベータ版も発表した。Socialtext Desktopは従来型のデスクトップ・アプリケーションと同様に機能するリッチなインタフェースを備える。同社公式サイト内の専用ページからダウンロードできる。

[公式ブログの記事]