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IBMとSAP,クラウド環境でアプリのライブ・マイグレーションを可能に

2009/03/04
ITpro

 米IBMと独SAPはドイツで現地時間2009年3月2日,クラウド・コンピューティング環境で稼働中のアプリケーションを動的移動(ライブ・マイグレーション)する技術を発表した。処理負荷やシステム動作状況の変化に応じ,遠隔地に分散しているサーバー間でアプリケーションを稼働させたまま移動できる。

 両社は,「IBM POWER6」プロセサ搭載サーバーによるクラウド・コンピューティング環境でSAP製アプリケーションを動かし,遠隔サーバー間でライブ・マイグレーションできることを確認した。物理サーバー上の論理パーティション(仮想マシン)を別の物理サーバーに移動させるIBMの「Live Partition Mobility」機能を利用したとしている(関連記事:IBM,データセンターのエネルギ効率や可用性向上を支援する製品を発表)。

 アプリケーションをリアルタイムにライブ・マイグレーションできると,サーバー設置場所の制約から解放され,負荷変動などに応じて割り当てるITリソースの調整が容易になるという。

 この技術は,IBM主導のクラウド・コンピューティング研究プロジェクトRESERVOIR(Resources and Services Virtualization without Barriers)で開発した。同プロジェクトは,欧州連合(EU)から1700万ユーロ(約2131万ドル)の資金援助を受けている(関連記事:IBM,欧州パートナとクラウド・コンピューティングの共同研究プロジェクトを発表)。

 米メディア(CNET News.com)は,Live Partition MobilityがIBMのUNIX OS「AIX」を対象とする機能であることから,今回のライブ・マイグレーション技術を利用するにはPOWER6サーバーとAIXの組み合わせが必要とみている。

[発表資料へ]

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