NECは2009年3月3日、セールスフォース・ドットコムのSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)の認定セールス資格を98人が取得したと発表した。3月末までには有資格者をさらに増やし、100人以上にする予定だ。

 認定セールス資格は、セールスフォースが提供するSaaS「Salesforce」の概要などに関する講習会に参加し、その後の試験に合格すると取得できる。NECにはこれまで有資格者はいなかった。資格を持っていなくても販売活動は行えるが、SaaS事業の強化のため社員の資格取得を奨励した。

 NECは昨年9月にセールスフォースとSaaS分野でVAR(Value Added Reseller)パートナ契約を結んだ。VARパートナ契約とは、製品やサービスに機能を付加して再販するというもの。NECは自社の製品とSalesforceを組み合わせ、コンタクトセンター向けやマーケティングなどに向けたソリューションを展開している。

 今後は、資格取得者を各業種の営業部門に配置する計画だ。NECはSalesforceを連携したソリューションの導入目標を、今後2年間で100社以上としている。