米Avaakは米国時間2009年3月2日,消費者向けビデオ監視システム「Vue Personal Video Network」を発表した。小型の無線対応Webカメラで撮影した監視映像を,遠隔地からインターネット経由で確認できる。

 電池駆動式のカメラは,どこにでも簡単に設置することができる。土台となるパーツの粘着シール部分を壁などの平らな場所に張り付け,磁石でカメラを土台に装着し,撮影角度を自由に調整できる。

 カメラからゲートウエイに映像を伝送し,ゲートウエイからインターネット・ルーターを介してオンラインに接続する。

 ユーザーはカメラを自宅などに設置し,パソコンのブラウザから「VueZone」サイトにログインすれば,Flash対応ブラウザで映像を確認できる。各カメラの操作や管理を一元的に行える。記録やスケジュール設定のほか,家族や友人と共有してイベントなどに使うことも可能。

 VueZoneでは,最大2Gバイトのオンライン・ストレージも提供する。映像や静止画像をFlickrやYouTubeに簡単にアップロードすることもできる。

 Vue Personal Video Networkは,2009年初夏に出荷を開始する。Webカメラ2台,土台パーツ4個,ゲートウエイ1台を含み,販売価格は299ドル。追加のカメラは1台99ドル。同社によれば,一般的な使用の場合,カメラのバッテリ寿命は約1年。

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